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専科講習 IN 藤野

専科講習 IN 藤野

平成26年10月27~28日、関東管区警察学校からの依頼で養成専科講習のために研修センター藤野へ行ってきました。

画像の説明
岐阜県警備業協会様から寄贈頂いた「さざれ石」

「養成専科講習」とは、警察の警備業担当官が「直接検定」を行うに当たり必要な知識と採点要領を学ぶ研修会です。警備員特別講習事業センターが入札により受注し、講師は全警協が紹介し直接管区から講師依頼を受けて実施しています。

既に、管区警察学校で一部の講習が終了しており、外科目や車両等を必要とする科目を二日間で実施しました。科目は割愛しますが、種別は雑踏と空港保安を除く全種別の1.2級です。※雑踏については関東管区警察学校にて技研教官が実施済み。

概要ですが、

①科目の趣旨、内容、設営の状況説明

②模範演技と解説

③採点要領の解説

④演技体験

⑤採点練成(わざと演技を間違い、減点対象として見抜く練習)

⑥試験(採点官としての試験)

この一連の過程を1時間から1時間半で行います。

我々のように演技を知っている者が採点するのと異なり採点表のみで採点ポイントを把握しなければならない分難易度は高いと思います。皆さん真剣な態度で臨んでいらっしゃいました。

担当する我々においては、次な行う科目の設営準備を行いながら進めるため慌ただしさが否めません。また、間違い演技はその場で指定され、場合によっては2度、3度と同じ間違い演技を求められますので緊張感が格段に高く集中力が求められます。

実は、正しい演技、いわゆる模範演技を行うことはさほど難しいことではありません。真面目に行えばよいだけですから。しかし、間違い演技は敢えて間違わなければならないため難しいのです。

理由は、人は他人、さらに多くの人に注目を浴びながら事を成そうとする場合、「しっかりやらなければ」と集中します。集中すると真面目にやるので間違うことを忘れやすいのです。さらに、体に染みついた正しい演技から様々なことを割愛したり、言い間違えたりしなければなりませんから、頭の中では演技をしながら、「次はここでこう間違う、ここは抜かす」などと考えながら行動しますからある程度の経験と馴れが求められるからです。幸い、今回のメンバーも専科経験者で構成されていますから、落ち着いたものです。

参加担当官の皆さんも回を重ねることにポイントを把握し、円滑な講習会となりました。

講習2日目にあたる28日は、「貴重品現任講師研修会」の初日に重なったため、他の技研が続々参集してきました。出会うたびに「このまま残って手伝ってくれてもいいよ」と半ば笑っていない目で言われましたが、丁重に「嫌です」とお断りし、帰路に着きました。皆さん、頑張ってください。どうせさ来週には藤野に来ていますので・・・・

福島県では今週の11月1.2日に「事前講習・施設1.2級合同研修会」が開催され、11月15.16日の本講習に向けて取り組みがなされます。

余談ですが、「総合管理システム」は機材、マニュアルが変更されています。昨年の講師研修会からさらに変更があります。各都道府県協会を通じて新マニュアルの冊子が配布済みと聞いていますが、未だ周知されていないこともあり、福島県で受講者向けに配布した資料に対して問い合わせが多発しています。一部誤植もありご迷惑をおかけしましたが、こちらの変更点に関し各施設1級講師は確認していただけたらと思います。

さらに、直接検定においては旧バージョンのまま実施されていることも付け加えさせて頂きます。

以上。

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