第2回技術研究専門部員研修会に行ってきました
第2回技術研究専門部員研修会に行ってきました
8月25日~28日、「第2回 技術研究専門部員研修会」に参加のため岐阜県に行ってまいりました。
岐阜へのルートは東北新幹線で福島~東京、東海道新幹線で東京から名古屋、急行で名古屋~岐阜(18分)です。
名古屋から岐阜がこんなに近いとは知りませんでした。
研修は、岐阜県警備業協会様のご協力で協会施設と地元の大きな公民館で行われ、雨模様の中、幸いにさほど濡れることもなく実施できました。まあ、汗でビショビショでしたが・・・
研修の詳細は「セキュリティタイム」参照となりますが、実技においては技研5年以内の者に対する指導法の教授が中心となりました。
各先輩方を受講生に見立てて集合訓練を行いますので大変なプレッシャーを感じたはずです。技研部員は誰もが通る道です。
指導法ですが、ついつい技術にこだわりすぎ、何をやるか事前に考え過ぎているような気がします。
まずは演技を指定しやらせてみて、その中で「出来ていないところ」・「演技がまちまちなところ」・「正確ではないところ」を見出し、それに対し「矯正指導」を行うことが基本であると思います。
その「やらせてみて」、「見出す」が指導法の始まり部分でしょう。
さらに、「矯正指導」が技術であり、「修正」・「自覚」・「意識」を持たせるテクニックとなります。
- 「修正」・・・正しい演技に直す
- 「自覚」・・・間違い、勘違いを気付かせる
- 「意識」・・・自己への注意喚起
以上の三点に「一言」或いは「一動作」で伝える技が「技術」となります。
良くないのは指導者の「自己満足」
自分は「素晴らしい手法を用いている」と思いこみ、受講者にはその手法の意味又は動きが上記三点として伝わっていない場合です。
その多くは複雑であったり、難しかったり、考えすぎの場合が多いと感じます。
「simple is best」
簡単なものほど容易に伝えることができるはずです。
そのためには常に教わる者の立場になって指導すること。
- 言葉を連ねるだけでは伝わらない。
- 間違いを指摘するだけでは直せない。
- スパルタだけでは心も体も折れてしまう。
そんなことを常日頃考えている集団が「技術研究専門部員」です。
あくまでも、この「指導」は「誰」のために行っているのか?「何」のために行っているのか?これを自問自答しながら研鑚しなければならないと自戒する日々です。
何か最後は反省してしまいましたが、限りある時間でしたか実のある研修会でした。
最後の晩は岐阜城のライトアップを背に「鵜飼」の漁火を堪能させて頂きました。
是非、次回は自分の足で岐阜を訪ねたいと思います。