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2号から死亡・重大事故を撲滅したい

2号から死亡・重大事故を撲滅したい

久々のブログ更新となりました。10月以来です。

決して何もなかったわけではありませんが、ネタがあるにもかかわらずさぼってしまいました。

タイトルにも書きましたが、2号業務の死亡・重大事故が後を絶ちません。平成25年度版「セキュリティ・タイム労災特集増刊号」を見て分かる通り死亡が30人で昨年の倍、28人が交通事故を原因とし、その内2号業務の死者が20人という結果です。

その事故の大半は第三者過失、いわゆる飛び込まれ等ですが、作業員過失や警備員自身の不注意も原因の一つです。

危険だから安全確保のために警備員が必要とされ、そこに配属された警備員がその危険性を認識していない、言い換えれば環境に慣れてしまっているのではないかと思われます。

KY活動・・・・危険予知活動ですが、ドイツの製造工場で行われていた事故防止対策を日本のある企業が取り入れ、現在では製造業に係わらず建築・土木など様々な分野で取り入れられており、決して目新しい物ではありません。逆に、慣れ過ぎで形骸化しているのが現状でしょう。

リスクアセスメント・・・・危険をより厳密に分析し、危険の度合いを数値化することで危険性への対処優先順位を定める。そのプロセスにより厳密な危険性への対処を研究する機会ともなり現場への指示にも役に立つ。ある意味で形骸化した危険予知活動を補完する最近の主流です。

私的見解ですが、大きな両者の違いとしては

KY活動・・・・現場で行われる危険への対策

リスクアセスメント・・・・机上も含めた幹部による危険性の検討

と私は捉えています。

警備計画は綿密な打合せ、実地踏査により作成され、それはリスクアセスメントの課程として重要な位置付けとなります。

さらに指令書で検討された危険性を隊員に周知し、現場でのKY活動により、より実際の環境に対応させた危険予測に高める。その結果・成果がリスクアセスメントとしてフィードバックされる。

何てことは無い、今まで警備業で行っていることではないでしょうか。

それでも事故は無くならない。

やってはいても、やることの効果を認識して行動するかしないかは明らかな結果の違いとして表れる。

忙しさにかまけ、作業的事務処理となり、形だけは完成させるような仕事では、警備業の本質である安全確保が形骸化してしまうのも当たり前でしょう。

死亡事故の撲滅は簡単ではありません。仕方がないでもいけません。危険な仕事だから当たり前では命がいくつあっても足りません。死んだら終わりです。

くどくなりましたが、そんなことをずっと考え続けている毎日です。自分でできることはないか、結果を気にせずやれることを少しづつでも進めていきたいと思っております。

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